どう見ても「両手に2つずつマラカスを持って踊っている、羊の着包みを着た猿」ですが、れっきとした鬼くるみの樹の一部です。
猿の顔に当たる部分が「葉痕-ようこん」と呼ばれる、枝に葉がついていた跡。 コブだか角だかわからない部分が「冬芽-とうが/ふゆめ」、目鼻は「維管束痕-いかんそくこん」で水の通り道だったところ。
葉痕が顔に見える植物は多く、絵本やウェブサイトの題材にもなっていますが、中でも鬼くるみの葉痕は人気があります・・・オメメキラキラのこのルックスですから当然でしょう。
ネコヤナギのあのモフモフも冬芽。冬の芽の名前の通り越冬する芽ですから、厳しい寒さに備えて皆毛皮を着込んでいるのですね。
知名度も人気も高いネコヤナギは、鬼くるみの冬芽にとって最大のライバルです。
葉痕画像は下記ブログよりお借りしました。
背景青: 「山野はなめぐり2」by花めぐりさん
背景緑: 「佐久便り」by良さん
背景黒及び灰: 「Macro写真館」byちゃわんむしさん
野焼きの冬芽ミニチュア土器はアーティスト・山内崇嗣氏の作品です。 ありがとうございました。