昔から洋の東西を問わず、くるみの樹が1本庭にあれば、食いっぱぐれはないと言われていました。
くるみと言えば種(そう、あれは種の中身なのです!)と家具用の高級木材として一般に知られていますし、草木染めに詳しい人ならば媒染(ばいせん)無しで染めができるほぼ唯一の強力な染料(くるみの実と葉)としてもご存知でしょう。糖度の高い樹液からはシロップが作れるし、捨てる部分が無いのがくるみの樹です。
そんなくるみの樹の種の殻、昔は燃料として、近年は硬さを活かした工業用研磨剤として広く使われていますが、よくよく見ると形も面白い。自然素材なのに抜群の強度・耐候性が有り見た目も美しいのなら、燃やしたり砕いたりしては勿体無い、お庭の砂利替わりに、花壇のマルチングにと色々使ってみましょうと「くるカラ」と名前を変えて歩み始めました。
ガーデニングで植物を守り、土壌を豊かにするマルチング材としての利用が当初の目的だったのですが、宣伝用にと作っていたくるみの殻のクラフトの方が先に人気が出てしまい、更にユーザーさんがあれこれとクラフトを作っては持ち込んでくださるのでどんどんと種類も増え、いつの間にかくるカラと言えばマルチングとクラフトの2本柱となりました。
今では更に、くるみ灸やくるみのインク、ノチーノ(青いくるみの実のリキュール)とキャラが立った強力な脇役たちも登場して独特のくるカラ・ワールドを形成するに至っています。
日本には沖縄以外の山に自生する鬼くるみとその変種の姫くるみ、栽培されている菓子くるみと大きく3種類のくるみが有り、いずれもくるカラ.ネットで取り扱っています。それぞれ全く違った殻の特徴があり、上手く使うと文字通り無限の可能性があります。
ただのくるみの殻を「くるカラ」にしてくださったのは日本中の沢山の庭好きの方、クラフトが趣味の方達。
あなたもくるカラを使ってお庭やクラフトを作られたら、ぜひくるカラ.ネットまで写真を送ってください。SNSやブログで紹介されたら、アドレスを教えてください。くるカラ.ネットはユーザーさんのネットワークでできています。